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古民家再生物語 第一章 [古民家再生物語 第一章]

投稿日時:2015/06/01(月) 19:57rss





この現場も今日で最後か…。



ボクの今持っている知識と技術をすべてぶつけたリフォーム工事が
今日、完成の日をむかえた。



完成してホッとしている反面、
長く続いた工事が終わってしまうという寂しさがある…



もう少し、



この達成感に浸っていたい…


























築90年の建物、今回ここが物語の舞台。

30年程前にこの玄関を増築したそうですが、
窓ばかりで使い勝手が悪く
本体の建物に似合う玄関に改装する為、解体します!




まずは、既存のサッシを撤去。
玄関の高さが低かったのと、
廊下の高低差が大きい原因はこの屋根にあります。




基礎まで解体。
屋根の高さは変えられないが、出来るだけ玄関を
高い位置に付けたい。
問題を解決させる為には玄関の奥行を少なくする必要があります。




45cm程引っ込めた部分に基礎を新しく造ります。
これで屋根に勾配があるので約9cm、既存の高さより
サッシを高くすることができます。




型枠設置




基礎完成




基礎工事してる間に、ボクは「原寸図」という図面を書きます。




これは基礎の上端や屋根、サッシの高さを正確に出す為!
そして玄関の軒の出などのバランスを決める為です。
人によって屋根の形に好みがありますが、この時、
「この玄関は俺の代表作になりそうだ!」 と、
仕上げりのバランスの良さを確信しました!




原寸図が出来たら材料の加工。




材料に柱の位置を書いて、




この機械で穴ポコを掘ります。




仕上げはこの「のみ」で、




穴まわりのバリを取り除くと、




キレイな穴ポコが出来ました。




桁の加工




4寸柱




浸透性の塗料で塗装




いよいよ組立!!
まずは基礎の上に土台設置。




土台の穴ポコに柱をさしていきます。




柱が立ったらその上に桁をのせて、




タル木を取付。




その上に、茅負(カヤオイ)、裏甲(ウラゴ)まわします。




屋根をふさぐ前に軒天を張ります。




分かるかな?
軒天も杉の無垢材を使います。




玄関を高くする為、上の屋根との隙間が狭い!!
何回も頭をぶつけました。




そしてまたタル木!
こうすることで、屋根に厚みが出てカッコ良くなります。
もとの屋根は薄っぺらい感じでした。




屋根が出来たらサッシを取付。




コンクリ打設。




コンクリートを乾かしている間、材料の加工。
材料に斜めの線を書いて、












こいつを10本作り現場へ!




この変わったカタチをした材料を、




重ねていき、




この高さになったら、




さっきのこいつの登場です!
黒く塗装しときました。




ピタりんこ!!!




これが、下見板の鎧張りってやつです!




屋根の出幅がこれだけあるので、
雨が降っても壁が汚れません。




我ながら、手間を惜しげもなくかけただけあって見事な仕上がり!
侍が出てきそうな玄関になりました。



















































 

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